ワコーズのRECSはPEA配合のフューエルワンとどう違うのか?

ゲットしました。ワコーズのRECSです。

ワコーズのRECSはエンジンのカーボンをクリーニングする溶剤として、とても人気があるものです。

このRECSですが、普通にお店などでは買えません。

ワコーズにはフューエルワンという燃料添加剤があります。こちらはカーショップでも売ってるし、ネット通販でも買うことができます。

でもRECSは普通のネット通販ではなかなか買う事が出来ません。

僕もRECSを初めて買ってみて、一体フューエルワンと何が違うのか?じっくり考えてみました。

フューエルワンとRECSの違いは?

フューエルワンとRECSって、そもそも使い方が違います。

フューエルワンは満タンの燃料タンクへ入れるだけの使い方に対し、RECSはエンジンをかけながら点滴のように溶剤をエンジン内部へ吸い込ませていきます。

フューエルワンにはPEAと呼ばれるポリエーテルアミンが配合されています。

このポリエーテルアミンって、カーボンなどを落としてくれるものです。燃料とフューエルワンを規定量混ぜることで、一緒に燃焼させてカーボンなどをこそぎ落とす。

RECSにはPEAは入ってないのかなと見てみると

RECSは2-ブトキシエタノールというものが配合されています。

OECD に報告している本物質の生産量は 10,000∼ 100,000t 未満、輸入量は 1,000∼10,000t 未満である。 本物質の主な用途は塗料、印刷インキ、染料、洗剤(液体洗剤,工業用洗剤,ドライクリ ーニング)、ブレーキ液、農薬などの溶剤、可塑剤、農薬の原料、浸透剤、軟化剤とされてい る

環境省HPより

書いてあることがさっぱりですね。

この物質の他に炭化水素系溶剤、清浄分散剤、添加剤が入っています。

それらがRECSの主成分です。

フューエルワンも清浄分散剤、防錆剤、酸化防止剤、潤滑剤が成分として記載されています。詳しい中身はもちろん企業秘密ですね。RECSにもPEAが配合されている可能性もありますけど。

RECSの最大のポイントは燃料系清浄剤では取り切れない吸気系の汚れを落とすとワコーズのHPには書いてあります。

分かりやすいのが直噴エンジン。

燃料を噴射している位置が通常のエンジンと違います。

普通のガソリンエンジンって、インテークマニホールドにデリバリーパイプを介してインジェクターがセットされています。

インテークマニホールドへ燃料を噴射して、空気と燃料をインテークバルブから一緒に取り込みながら混合気としてシリンダーへ送っています。

この場合だとどうでしょう?

ガソリンはインテークバルブにも付着しますよね?それよりも手前で燃料を噴射しているわけですから。つまり、燃料タンクへ入れたフューエルワンがインテークバルブを奇麗にすることが可能なわけです。

では直噴エンジン。

直噴エンジンって、その名の通りインジェクターは燃焼室へ付けられています。

インテークバルブって基本的には空気しか通していません。つまり、燃料添加剤ではインテークバルブを奇麗にすることができないというわけ。

RECSはインテークマニホールドへ接続して溶剤を流し込みます。インテークバルブを介して溶剤が燃焼室へ流れ込むので、吸気系統のクリーニングが可能です。

ここが最大のポイントですね。RECSの本領は直噴エンジンでこそ発揮すると。

我が家の直噴エンジンであるロードスター。

走行5万キロ弱で、ハイオクを入れ続けているにもかかわらず、ピストントップはこの状態です。

これがRECSによってどの程度改善されるのか明日試してきます。

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