冬はオイルが乳化しやすくなる!オイルキャップに付着した白い固形物とオイルの劣化について

日に日に寒さが増してきています。タイヤの履き替えもガンガンと始まりました。雪国の整備工場では通年で忙しい繁忙期に入ってきました。

冬というと、車のエンジンオイルも様々な影響を及ぼします。夏に比べて外気温がぐっと低くなるので、エンジンの始動時に音が出るようになったり、燃費も悪化したりします。

夏と冬のどちらがオイルに対して厳しい環境下というと、これはどっちもどっちです。真夏の峠道などを走ると油温もあっという間に上がって、オイルが劣化しやすくなります。

対して真冬の凍り付くような寒さだと、オイルも劣化が進みがちです。

オイルフィラーキャップに付着する白い固形物

冬にオイル交換をすると、たまに目にするものがあります。

オイルフィラーキャップを外してみると、キャップの内側に白い固形物が付着していることがあるんです。

マヨネーズのような物体で、最初この物体がなんだかわからなかったんです。

調べていくとわかったのが、エンジンオイルの乳化現象というものでした。

どうしてこのような現象が起こるのか?単純に言うと、オイルに水が混じって乳化が進みます。

エンジンオイルに水分が混ざると白っぽくなります。冬にオイルの乳化がしやすいのは、外気温が寒いからです。

フロントガラスを想像するとわかりやすいです。冬ってすぐにフロントガラスが曇ってしまいます。これは内気と外気の温度差によるものです。

室内にヒーターを効かせて、外は氷点下だったりすると、内外の温度差が大きくなりガラスが曇ります。

これと同じことがエンジンの中でも起こっています。外気温が冷たい中、エンジン内は温まる。すると気温差で水分がエンジンに発生します。これがブローバイなどでヘッドカバー付近に堆積してくると最終的に乳化現象となります。

冬のちょい乗りはオイルが乳化する

夏には起こらないオイルの乳化。冬でも完全暖機してある程度長距離を走ったりすると乳化しません。

一番発生しやすいのは冬のちょい乗りです。エンジンが温まり切ると、乳化した水分が蒸発するので乳化しないんです。

ちょい乗りを繰り返すと水分がどんどんと溜まっていくので乳化しやすくなってしまいます。

多少の乳化ならば問題ないとされていますが、水分が混入しているということは気持ちがいいものではありません。

冬にちょい乗りを繰り返すようなら、オイルも早めに交換したほうがいいと思います。

オイルに燃料が混入すると希釈されて粘度が失われます。水分が混入したって、オイルにとっては悪影響です。

真冬はエンジンオイルの劣化が進むと言えます。

フィラーキャップに付着する乳化くらいならいいですが、ゲージを抜いてオイルが白っぽく濁っていたら早めに交換するようにしてください

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