レギュラー指定車に新車からハイオクを入れ続けるとどうなる?ハイオクを入れる弊害を考察

ガソリンエンジンの燃料であるガソリンには、オクタン価や中に含まれる添加物でレギュラーとハイオクに分かれて販売されています。

ガソリンスタンドでもレギュラーに対してハイオクのほうが、リッター当たり10円程度高く販売されています。

レギュラーとハイオクの一番の違いはオクタン価です。簡単にいうと対ノック性。ノッキングをどれだけ防げるかという所が性能として表れています。

ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるか?その逆はどうなのかを考えてみます。

ハイオク指定車にレギュラーを入れる問題は?

よくある質問として、ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるのか?

これは平成初期くらいまでの車だと、重大な問題になります。というのも、その当時の車にはノックセンサが付いてません。

今の車にはノックセンサが付いていて、ノッキングの発生を検知すると点火時期を調整してノッキングを回避するようにコンピューターが指示を出します。

平成初期くらいまでの車にはノッキングをモニターするノックセンサがついてません。なのでダイレクトにノッキングがエンジンに発生します。

ノッキングが発生すると最悪エンジンが損傷する。それほどまずい症状です。平成なかば頃の車にはノックセンサが装着されているので、ハイオク指定車にレギュラーを入れてもエンジンは壊れません。

しかし、カタログスペックのパワーは出ないようになります。

レギュラー車にハイオクを入れるとどうなる?

それでは今度は逆パターン。

レギュラー指定車にあえてハイオクを入れるとどうなるのか?

これも平成初期くらいまでの車であれば、プラスに作用していました。というのも当時のハイオクには清浄性があったため、ハイオクを入れると燃焼室がクリーンになった。

ですが、今は石油大手元売りの問題で昭和シェルのハイオクにしか清浄性が入っていないと話題になりました。

そのほかの石油元売りハイオクは、カーボンをためないようにする添加剤が入ってはいるものの、すでに付着したカーボンを落とす効果はありません。

ここで注目なのが、ハイオク入れているので耐ノック性がある。結局車にとってはいいことなんじゃないのという話。

特に車を大事にしている人はあえてレギュラー車にハイオクを入れている人もいます。

これは車にとってはプラスなんじゃないかなって。

今の車はその燃料に遭ったち密な燃焼コントロールをしている

いろんな記事を読み倒してわかったこと。それは今の車ってち密に燃調をセッティングしているということ。

そして、レギュラー指定車であればレギュラーに合わせてセッティングをきめ細かくしています。

そんなレギュラーに対して細かいセッティングをしている車にハイオクを入れるとどうなるか?ハイオクの性能が諸刃の剣になってくることがあるようです。

というのも、このタイミングで燃料を噴射して最適に燃やしたい!とコンピューターがレギュラーでセッティングをしているところにハイオクを噴射するとどうなるか?

ハイオクって基本的に耐ノック性があり着火性が悪いです。危険物には引火点と着火点があります。引火点っていうのは火をつけて燃える温度。着火点は熱したら火を加えなくても自然に燃える温度。

ディーゼルエンジンは、着火性を利用して燃やしています。空気を圧縮させて熱を発生したところに軽油を噴射して自己着火させています。

マツダのスカイアクティブXはガソリンを自己着火させるSPCCIという技術を確立させました。ガソリンをディーゼルのように自己着火させるけど、場合によってはプラグを使って火を飛ばします。

という逆転の発想です。

話を戻してレギュラー指定車にハイオクを入れると、燃やしたいタイミングでうまく火炎伝播が広がらないことがあり、逆にカーボンを堆積させる傾向があるそうです。

ハイオクの燃えにくさがカーボンを逆に蓄積させてしまう。これでは本末転倒になるので、レギュラー車にハイオクを入れるのは、いいことではなく弊害が起こってしまう。

それでもレギュラー指定車にハイオクを入れ続ける

それではレギュラー指定車にハイオクを新車時から入れ続けるとどうなるのか?

これまで説明した内容が正しければ、カーボンがどんどんと蓄積されるという事になります。僕はこの前バイクを買いました。

レギュラー指定車ですが、毎回あえてハイオクをいれています。これがどのように左右するのか現在モニタリングしています。

今の車のレギュラー指定車にはハイオクを入れるメリットはデメリットでしかなくなっている。これは結構衝撃な事実なんだと思います。

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