車検ごとにミッション・デフオイル交換指定!25年前のスズキ車の指定エンジンオイルは10W-30

令和に発売されている新車に充填されているエンジンオイルは0W-20や0W-16、すごいものだと0W-8という低粘度タイプです。

この前、平成6年式と平成10年式のスズキ車のメンテナンスノートを読む機会がありました。そこに書いてあったことが興味深かったので紹介します。

車は平成10年式のキャリィ。それと平成6年式のカプチーノです。キャリィはNAエンジン。カプチーノはターボエンジン。それぞれマニュアル車です。

およそ20年~25年前の車です。今の車とメンテナンス基準はどう違ったのかを紹介。

エンジンオイルの指定粘度は10W-30だった

まずエンジンオイルから。この年代の車に指定されていたエンジンオイルはSHグレードの10W-30という粘度です。これはターボもNAも同じとされています。

ただし外気温がマイナス20度以下の極寒時はSGグレードの5W-30を使うことをお勧めされています。

10W-30っていうオイルの粘度、僕が整備士になったころスタンダードな粘度でした。ここから5W-30になり、0W-20へとどんどん低粘度へ移行していった。

もう10W-30なんていう粘度を見かけることは少なくなりましたね。

このメンテナンスノートの車は実家で使っている軽トラックです。現在僕はこのキャリィには5W-30のエンジンオイルを入れています。

極寒時とは程遠い外気温でも5W-30。問題なく使えています。おそらくこの年代の車に0W-20を入れるとちょっと弊害が出てくる可能性があると思います。

0W-20を入れたとしてすぐに異常は出ないかもしれないけど、使っていくうちに異音が出たりオイルが漏れたり・・。昔の車にはやはりそれに合わせたオイルを使うということがベストですね。

ミッション・デフオイル交換は2年ごと指定

なかなかびっくりなのがミッションとデフオイルの交換時期です。平成6年式のカプチーノの整備書によると交換時期は2年2万キロごととなっています。

2年2万キロごとというと、車検時に毎回交換をしないといけないということですね。交換サイクルが短いですね。

今の車はミッション、デフオイルの交換はそこまで短いサイクルを指定されていません。この年代のものは機械精度がイマイチだったのか、交換サイクルが短く記載されています。

タイミングベルトの交換は4年10万キロ指定?

驚いたのがタイミングベルトの交換時期です。この年代のスズキ車はエンジンがF6Aというものを使っています。

キャリィもカプチーノもF6A。カプチーノはDOHCです。キャリィはSOHC。

キャリィのメンテナンスノートを見てみるとタイミングベルト交換時期は4年10万キロと記載されています。

目を疑いましたね。10万キロというのはわかりますけど時間軸で見ると4年ごとって・・・。車検2回ごとにタイミングベルトも交換しろっていう事ですかね・・。

僕は家のキャリィはこの前初めてタイミングベルトを交換しました。走行距離は6万キロくらいでしたが、18年くらい経過してです。

当時のゴム製品の信頼性を考慮しての交換時期なのか、4年ごとというのは外車なみですね。この交換サイクルを遵守している人のほうが少ないと思います。整備の現場でも4年ごとにタイミングベルトを交換するなんていうのは、国産車ではあまり考えられませんでしたね。

エンジンオイルの交換時期は今と変わらない?

では、メンテナンスの基本であるエンジンオイルの交換時期は20年~25年前はどうだったのか?

エンジンオイルってロングライフ化された!当時はオイル交換は3000kmごとに行わなければだめだった!などと言われてきましたよね。

実際メーカーのメンテナンスノートはどうなのか?

読んでみると、NAエンジンで10000kmまたは6ヶ月。ターボは5000kmまたは6ヶ月となっています。

シビアコンディションだとNAが5000km又は3ヶ月ごと。ターボは2500kmまたは3ヶ月ごとと書いてあります。

これ、今のオイル交換基準と全く同じですね。平成6年、つまり約25年前からオイル交換の時期に関してはさほど変わっていないという事。ロングライフ化された感じるのはもっと前の年代だったのかな?それこそ昭和ぐらいの車に比べるとどうだったか?

エンジンオイルのグレードこそSHだったり粘度が10W-30だったりしましたけどね。交換時期はあまり変わってないということが驚きです。

ブレーキフルードはロングライフ化されない

オイルやクーラントなどは交換時期が少しずつ伸びてきました。その中で唯一昔と変わらない交換指定のフルードがあります。

それはブレーキフルードです。こちらは今も昔も2年ごとに交換しないといけません。フルードの特性で吸水して沸点が下がるからですね。

沸点が下がったフルードを使い続けると、べーパーロック現象を引き起こしやすくなります。さらに劣化しているブレーキフルードを使い続けると、カップキットやシールキットから漏れやすくなる。

ブレーキのピストンが錆びてしまうからですね。

これらを防ぐ為に、ブレーキフルードだけは今も昔も2年ごとの交換となっています。

こうやって昔の車のメンテナンスノートを見てみると、変わっている部分やそうでない部分がわかってなかなか楽しいですね。

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