走行中異音のアルファード、原因がやばかった!トヨタのナットに要注意

走行中に、足元から変な音がするから見てほしいという依頼を受けました。

車はイケイケなアルファードです。

とりあえず、症状を再現するためにテスト走行をしてみました。

すると、フロントの下、どちらかというと助手席側からゴトとかいう異音が確認できました。

会社に戻るまでに、どう言った条件なら発生するかを試していくと、アクセルをガバッと開いてトルクをかけた時などに音が出やすかった。

そうかと思ったら、会社に着く直前に、ホイールベアリングがダメになるような異音がで初めました。

この時点で頭をよぎったのはもう1点しかありません。この年代のアルファードですから。

危うく大事故に繋がりかねた原因は?

運が良かったとしか言いようがありませんね。今日見せにきてなかったら、多分明日には事故ってました。

原因は何か?

こちらです。

左フロントのタイヤのネジ、手でくるくる回るほど緩んでいます。

トルクレンチを軽く四輪に当ててみると、全部緩んでいます。よく見てみると、ナットが違う・・・。

トヨタ純正のホイールナットじゃない・・。

ホイールを見てみるとエグれてますね。

このアルファードはどうやらスタッドレスタイヤは社外のアルミホイールを履いているんでしょう。

社外アルミホイール用のネジでタイヤが取り付けられていました。

ちなみにトヨタ純正のナットは右側です。

何が違うかというと、ホイールに対して面で接触します。ワッシャがついてる部分で密着するんです。

社外アルミのナットはテーパーになっていて、線で密着しています。

他のネジも確認すると、全部が全部ホイールえぐれています。

左フロントのネジはどれもこれも手で回せるほどゆるゆるでした。走行中に左フロントタイヤが外れて、急にハンドルが左へ取られて事故につながる非常に危険な状態でした。

もし通学路などで子供たちが歩いていようものなら大惨事です。このクラスの車なら路肩を乗り上げて突っ込んでしまいます。

ホイールナットの規格を統一してもらいたい

このホイールナットのトラブルが後を立ちません。

大体12月に発生する異音と、4月や5月に発生する異音って5割くらいはタイヤのネジに関するものが多いです。

スタッドレスタイヤに履き替えない地域なら問題はないんです。

雪国ではスタッドレスタイヤは必須品で、スタッドレスのホイールは安いアルミやらスチールを使うことがあります。

すると、純正ホイールのナットが適合しない場合が出てくる。トヨタのアルミホイールって、今も昔もこのナットを使ってます。

タイヤのネジに関するトラブルはトヨタとホンダが多いですね。ホンダのネジも座面が丸くなっていて特殊です。

ここで言いたいのは、ホイールナットの規格を統一してもらいたいなって。車に詳しい人や整備士ならナットの適合性を判断できます。

しかし、DIYで履き替えるおじさんたちは、その判別ができない人が多い。

すると、こういうケースが出てくると。

トヨタのナットって、すごく安全だと思います。面で接触するから。緩む心配はテーパーのものより少ない。

圧倒的な安心感です。しかし、こういうことが起きてしまう。

自動車メーカーにお願いしたいのは、タイヤのネジを統一してほしいということです。多分無理でしょうけど。最近のトヨタ車に至ってはホイールボルトになってきていますからね。

あれも長さを間違えると、ドラムブレーキの内部を破壊することがあるので怖いです。

種類があるから間違えるのであって、統一してくれれば少なからず事故は減るんですけどね。

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