塩害によってサスペンションがもげたケース!こんな分厚い部位も錆びで破壊される

車のタイヤが変な向きをしてるということで引き上げてきました。

これが想像以上に凄いことになっていました。まずはこちらをご覧ください。

見た感じ、リヤタイヤに随分とキャンバーが付いているように見えます。

ちなみにこの車両はノーマルでどこも足回りはいじっていません。

これはどこかぶつけてアームか何かが変形しているのかなと、下廻りを除いてみました。

上から見た図。

絶対的におかしい。

この車はFFなので、足回りはトーションビームになっているはず。

トーションビームが錆でもげている

下廻りを除いてみると、強固なトーションビームの付け根部分に錆が発生。どうもクラックも入ってるように見えます。

さらによく見てみるとこの有様です。

トーションビームが割れています。錆と金属疲労が原因なんでしょうけど。

ここまで強固な部品がこのようになってしまう事に驚きを隠せませんでした。

修理するにはこのトーションビームを交換しないといけません。

それにしてもまさかこんなものが折れるとは思いませんでした。何かの衝撃でもげたとかそういう形跡はなくて、単純に錆と金属疲労だと思われます。

昔ホーシングとラテラルロッドの付け根が錆で折損していた車を見たことがありますが、頑丈そうに見える部品でもこうなってしまう事があるということ。

走行距離は15万キロオーバーなので、頑張ったほうなのかもしれませんけどね。

やはり錆止め塗装はしっかりと行わないと駄目だなと再認識しました。この車両はあまり錆止めを施していなかったようです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする