寒くなってきたらクーラントを点検しておこう

夏が終わってぼちぼちと車の冬支度を進めていく時期になりました。夏から冬へと車の使用を変更する点でいうと、スタッドレスタイヤの履き替えが一番最初に考えられます。

あと、車にこだわりを持つ人ならオイルを夏から冬へ粘度を変えて入れ替える。ウォッシャー液の濃度を濃くする。スノーブレードに付け替えるなど結構あります。

忘れがちになっているのがクーラントです。

車のクーラント、いつ交換したか忘れちゃったという人も結構いるんじゃないですか?冬が来る前にクーラントを点検しておきましょう。

ロングライフクーラントとスーパークーラントの違い

今新車に充填されているクーラントはスーパークーラントになっています。各自動車メーカーで性能差がありますが、共通して言えることはロングライフクーラントよりも長寿命化されている点。

従来のクーラントは2年ごとに交換を推奨されていましたが、スーパークーラントはメーカーによっては10年を超えて使うことができる。

自分の車はスーパークーラントが入っているから大丈夫!と思ってる人もいるでしょう。ですが、そのスーパークーラントもしかしたらそろそろ交換時期にきているのではないですか?

スーパークーラントが登場してから10年は経過しています。初期にスーパークーラントを充填されていた車は交換の時期を迎えています。

ロングライフクーラントとスーパークーラントに共通して言えることは、不凍液としての性能は少しずつは落ちてくるけど完全に凍りつくまで劣化することはあまりありません。

比重計で確認すると、点検したクーラントはマイナス36度くらいまでの不凍効果が残っています。

それではクーラントなんか交換しなくてもいいじゃないか!と思っちゃいますが、一番車に弊害を与えるのが防錆効果です。クーラントには防錆効果があるけど、その性能が劣化してくると冷却ラインが錆びてくる。

エンジンのウォータージャケットやラジエターのコア、ヒーターのコアなど。各部が錆びてくるとどうなるか?

錆びが冷却ラインを詰まらせてオーバーヒートをすることがあります。

クーラントの交換を怠って、錆びが原因でオーバーヒートになった車を修理したことがありますが、冷却ラインを何度も清掃しました。水を入れてエンジンをかけてサーモスタットが開くまで循環させる。

サーモが開いたらエンジンを止めて水を排出。もう真っ茶色です。また水を入れてエンジンをかけてサーモが開くまで循環。これをなんども繰り返す。錆び水がある程度おさまってきたら最後にクーラントを入れる。

クーラントを適切な期間で交換している車であれば、内部が錆びることはありません。

交換するならスーパークーラントを入れよう!

ロングライフクーラントを使ってる車は2年ごとの交換が面倒になってきます。ではせっかく交換するのならスーパークーラントに入れ替えてしまうというのがおすすめ。

スーパークーラントがで始めた頃は、通常のロングライフクーラントの車に入れ替えるのはあまり推奨されてなかったけど今はそうでもありません。

少しでも性能が高くて長寿命タイプを使えば、メンテナンスが楽チンになります。

スーパークーラントはすでに希釈済みで売ってるのがほとんど。なので交換をするとなると結構な量が必要になります。その後の補充も考えると20リットルくらいで買っておいてもいいかも。

クーラントの交換にはきちんとした道具を使うか、車検の時にスーパークーラントを持ち込むという方法もありだと思います。

エア抜きをきちんとやらないと、オーバーヒートをするので作業は慎重に行ってください。

ロングライフクーラントからスーパークーラントに入れ替える場合、車の中の冷却ラインを綺麗にしてから全部の量を入れ替えないと意味がないので注意してください。

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