冷間時にエンジン吹けないハイエース!その原因は二次災害によるものだった

ハイエースです。エンジンが吹け上がらないという依頼を受けて入庫しました。

エンジンがある程度暖機されると、症状が緩和されるということです。

この車両は先日、ウォーターポンププーリーのガタツキにより、ファンベルトが外れてしまっていました。

入庫した時はすでにファンベルトはどこかへすっ飛んで行ってしまっていました。

ここまで大きなガタツキはなかなか体験したことがないほどです。

その割にクーラントは漏れていませんでした。

ただ、ベルトが外れた状態で走行されていたため、若干オーバーヒートを起こしていました。

ウォーターポンプを交換して、エンジンを回すとどうやらヘッドは問題なさそうでした。

調子も戻って、一旦は納車になったんです。

エンジン不調の原因はセンサの配線

冷間時にエンジンの吹けが悪いという事で、しばらく経過してから入庫してきました。

もしかしてやっぱりオーバーヒートを起こしていたのか?

それか1KDといえばのインジェクター不良かななど。いろいろと考えましたが、答えは違いました。

ウォーターポンプのちょうど真上に出ている配線ですが、これはディーゼルエンジンウォーターテンパラチャセンサというセンサで、いわゆる水温センサになります。

原因はこのセンサの配線が、一部切れかかっている事でした。

作業中にカプラを外すこともなかったので気が付かなかったですが、断線しかかってることで水温の信号が正確にECUに入っていなかったようです。ふっとんだファンベルトが引っかかったんだと思われます。

これにより、燃料が濃い状態で噴射されていたと。

配線を修理して終了です。

ハイエースのエンジン不調修理でした。

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