エコアイドル点滅!バッテリー換えても消えないP1602コードの消去方法

ミラココアに乗っているお客さんから、エコアイドルランプが点滅したという電話を受けました。

平成27年式のミラココアで59430kmです。

エコアイドルランプが点滅したとなると、世間一般的にはバッテリーの劣化が9割以上の原因です。

一応車の状態を確認すると、新車搭載のバッテリーが装着されていました。

続いてバッテリーテスターで、ついてるバッテリーの状態を確認すると、健全性が0%です。

診断機をつないでダイアグコードを読み取ってみました。

P1602の始動時電源電圧低下異常です。

ダイハツのアイドリングストップは、コンピューターが細かく制御しています。

その中の一つが始動時の電源電圧をモニターしているもの。クランキング時に既定の電圧を下回った、それが2回続くとダイアグコードを入力してエコアイドルランプを点滅させます。

その時のパラメータを見てみたら、まあ間違いなくバッテリー不良という判断になりました。

バッテリーM-42を交換

アイドリングストップ専用のバッテリーを交換します。

普通のバッテリーをつけては駄目なのです。壊れるという事ではなくて、アイドリングストップ用バッテリーって電気の出し入れに特化させています。

普通のバッテリーをアイドリングストップ車につけたら、少しだけアイドリングストップしたのち、始動時電源電圧低下が早く発生してエコアイドルランプがまた点滅します。

必ず専用バッテリーを取り付ける事。

これでOK!とならないのがアイドリングストップ。続いてやることは、ダイアグノーシスの消去です。

しかし、ここで問題が発生します。

一部ダイハツ車はエコアイドルランプのP1602という故障コードをテスターで消せないものがあります。

ヒューズを抜き取って、P1602コードを消去する

バッテリーを交換したのち、診断機で消せないP1602を消去するにはどうするか?

2つのヒューズを抜いて、60秒弱放置させます。

どのヒューズかというと、L675Sのミラココアの場合はこの2つ。

1つはエンジンルーム内のリレーブロックの中。

ちなみにヒューズを抜く時はイグニッションをLOCKの位置にしておくこと。つまりキーを抜いた状態にしておく。

バッテリー近くのリレーブロックの中。

ここにBACK UPという15Aのヒューズがあります。

この青い15Aヒューズです。

もう一つのヒューズはどれか?

助手席のグローブBOXを外すと、こちらにもリレーブロックがあります。

ここについてるECU-Bの10A。

分かりづらいですけど、こちら。

この赤い10Aヒューズです。

2つのヒューズを抜いて60秒弱放置します。寒い日はもう少し時間を置いた方がいいようです。

こうすると、エコアイドルランプのダイアグコードを消去でき、エコアイドルランプも消えます。

ちなみに、裏技としてもう一つの方法もあります。

それは、バッテリーを外して数分放置する。これでもバックアップを消去できるので、消すことができます。

この場合、各種設定しなおさないといけませんけどね。

更に間違えやすいのが、グローブボックス奥のリレーブロックにもBACK UPというヒューズが存在します。

5Aですが、このヒューズではありませんので間違えないようにしてください。

車種によってはこれらヒューズの位置が若干違うようなので注意してください。

ミラココア L675Sのエコアイドルランプ点滅消去方法でした。

いつもGSユアサのバッテリーで交換しています。

値段もそこそこで、性能もいいのでお勧めです。

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