オイル交換をする前に、ゲージで消費量を把握!消費の激しいオイル管理は

毎回オイル交換に来店するお客さんの中に、異常にオイル消費が激しい車があったりします。

お客さんの中には、ものすごいオイル管理をしていて、オイルランプが点灯してから入庫する人もいます。

その人曰く、オイル消費が激しい車だから、ランプがついた時が合図なんだと。

高齢のおじいちゃんドライバーでした。その人の車はエブリィでK6Aエンジン。もう廃車になってしまいましたが、それまでエンジンが焼き付くことなく動いていました。

かと思えば、引退してしまった部品屋さんが乗っていたミニキャブバン。こちらもオイル交換の時期に来て、ドレンプラグを外してみると、毎度の如く一滴も出てこない・・・。

さすがに毎日相当な距離を走るので、一度中古エンジンに載せ替えましたけど。

今日はこのムーヴ。L900系で11万キロオーバーです。

EFエンジンで、オイル量は2.3Lです。オイル消費が激しいということで、オイル交換からオイル交換までの間でどの程度減るのかを調べてみることに。

オイルが減っていることはわかっていたので、とりあえず次回オイル交換時期を3000kmで設定。

3000kmまでの間にどれだけオイルは減るのか?もちろんオイルランプなどが点灯しようものならその時点でピットインしてもらいます。

オイル消費が激しいエンジンのオイル交換は?

3000kmに達した時点で入庫。ゲージで調べるんじゃなくて、排出量を見てみます。

ちなみに、このエンジンはオイル漏れなどは皆無で、全て燃えてしまっているようです。

使い古した測定用オイルジョッキを使って、どの程度オイルが抜けてくるかチェックします。

さすがに冒頭で話した他のお客さんのようにオイルが出てこない、ということはないですね。

とはいうものの、もう終わってしまいました。少ないです。

結果から見ると0.5Lでした。

2.3Lが0.5Lまで減ってしまった。実に1.8Lもなくなってしまった。前回オイル交換してから3000km時点でオイルが1.8Lの消費です。

1Lも残ってなかったということは、かなりの消費量ですね。いや、これはオイルランプ点いていたんじゃないのかなって。それでもピットインしなかったな。

車によっては走行距離1000kmの間に1Lを消費することがあると記載されている車もあったような気がするので、それに照らし合わせるとさほど異常ではないとも言い切れちゃうことになりますが、異常です。

現在の日本車のエンジンはほとんどといっていいほどオイルは消費しないので、明らかにオイル下がり、もしくはオイル上がりを起こしているということになります。

オイルも相当ギトギトですね。

このお客さんも高齢の方で、車が終わるか自分の免許の返納が先かと言っています。

どうすればいいのか?

一番は、自分である程度の距離を走ったらオイルレベルチェックをしてもらい、途中で補充をすること。

3000kmで1.8Lオイルがなくなったとして、オイル交換を2000kmごとにやるか?1500kmごとにやるかというと、燃えてはいるもののオイルそのものはまだ使えるわけです。

だとしたら、お手軽な補充をした方が一番現実的です。

ただ、そんな手間なことはできないというので、それならば1000kmごとに来店してもらうか、オイル添加剤を試してみるかになりますね。

費用をかけないでオイル消費を緩和させたいのであれば、オイル添加剤が効果を発揮することが多いです。

オイル消費は一度始まってしまうと、根本的に修理しないと治すことが難しいです。ただし、ステムシールの硬化などが原因であれば、オイル添加剤で硬化したシールを若返らせることができます。

添加剤が効かなくなったらOHしかないですね。まあこの人の場合ベストなのは添加剤を入れて、あとはオイルを補充しながら使う。

これが一番費用がかからないで乗っていられる方法ではないかなと。

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