ミニキャブバンが、エンジンかからないトラブルで修理にはいりました。

エンジンがかからない原因は、セルモーターが回らないというものです。
この車はAT車です。
試しにキーを回してみると、確かにセルモーターが回らない。
何度かキーを捻ったりしたりすると、なんとかクランキングしました。この状態でわかるのは、セルモーター本体というよりはイグニッションスイッチの接点の問題かなと。

そこで、キーシリンダーからイグニッションスイッチを外した状態で、スイッチを操作してみると、一発でクランキングしました。
接点のストライクゾーンが狭くなっているようですね。


分解して、接点をどうにか広げようとしてみましたが、ちょっと厳しい感じですね。
スイッチ自体はそこまで高くないので、注文しました。
新品のスイッチを組み込んだら、エンジンは一発でかかるようになりました。
これにて作業終了!となると思った。
車両を移動して、納車準備をすると、またしても同じような症状が発生。え?イグニッションスイッチ交換してなおったじゃないか・・・?
そう思ったが、他にも何かひそんでいるようです。調べていくとなんとここにも問題が。

この車両は前述した通り、AT車です。
AT車って、PかNレンジじゃないとセルモーターが回らないようになっています。
どうやらこのシフトポジションをうまく検知できていないようです。ただ、ミッション側のインヒビがスイッチ不良・・・ではなさそう。

原因はシフトロックワイヤーでした。
シフトロックワイヤーのキーシリンダー側で固定するところが折れていた。
すなわち、規定の位置におさまっていなくなっていた。偶然そのポジションにワイヤーがある時はセルモーターは一発で回ります。
が、ワイヤーの位置がズレるとPレンジが検知できなくて、セルが回らない。

ワイヤーは4950円です。
まさかの二段階にわたる不具合です。当然イグニッションスイッチも壊れていたので、ワイヤーだけを交換しても症状は変わらない。
スイッチを交換してみて、今度はワイヤーの不具合がわかったと。

ちなみにミニカでもこのシフトロックワイヤーの同様の不具合を経験したことがあるので、この年代の三菱車は交換しておいた方がいいと思います。
急にセルモーターが回らなくなりますよ。
Pレンジに入らないということは、その時はキーも抜けなくなっていますので。尚更パニックになります。要注意。
イグニッションスイッチはこういったビット系の工具があればドライバーが入らないところでも緩められます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。