オイル交換をしたがランプが点灯?今の車の多くにスパナマークがついた理由

ここ数年でいろんな車に搭載された

「オイル交換ランプ」

スパナの形のものが多いです。軽自動車ではホンダがいち早く取り入れていて、続いてダイハツとスズキが導入してきました。

今走ってる軽自動車の殆どは、オイル交換をした後にリセットをしないといけません。

この手の警告ランプが搭載されてからは、リセットをしないといけないという情報を知らない整備士達が、多数のクレームを受けました。

具体的にはオイル交換をしたのにランプが点いたというものです。

交換時期に達する前に、オイル交換を実施する時などもリセットが必要です。輸入車のように光学センサでオイル劣化を検知しているわけではなく、時間軸と距離で点灯させる仕組みです。

その為、タイミングが悪いとオイル交換をした直後でも点灯させてしまうのです。

エンジンオイル劣化警告灯が搭載された理由は?

そもそも、エンジンオイル劣化警告灯が搭載されたのは最近の話です。

ホンダは早い段階から軽自動車にも採用してましたけど、スズキやダイハツは後発ですね。なんでこんなものを装着するようになったのか?

考えられるのは、スズキもエンジンオイルに関して注意喚起を出しました。

2020年の7月に、オイル交換をちゃんとしないと焼き付いて、エンジンからコンロッドが飛び出してきて車両火災になりますよ。というものです。

この事象僕も経験しています。

エンジンのシリンダーブロックを、コンロッドがエンジン内部からぶち破ってきています。エンジン内には当然オイルが入ってるわけで、オイルが噴き出してマフラーなどに付着すれば車両火災へとつながるわけです。

適切にオイル交換をしないと、こういう危険なことにつながります。

そういったことを防止するために、警告ランプを設けてユーザーに注意を促しているのです。

普段点灯しないランプが、メーター上に点灯したら何か故障したのかな?とユーザーは不安になります。

場合によっては工場へ相談したり、見せに来たりしてくれます。

このオイルランプの点灯でユーザー側からのアクションって、飛躍的に増えました。

「なんだか変なランプが点いたんだけど大丈夫か?」

という具合ですね。

オイル交換後にリセットを怠ると、それはクレームにつながりますが適切なタイミングで次回のオイル交換を催促できるし、エンジンも定期的にメンテナンスしてもらえます。

結構win-winの警告灯なんだと思います。

問題なのは、ランプが点いてもオイルの現状をチェックしないツワモノもいるという事ですね。

こういった層には、何をしてもなかなか重い腰を上げてもらえないですね。

車をあまり使わない人は、ドライスタート防止の添加剤をいれるとエンジンが長持ちします。

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