直噴エンジンには定期的にメーカー純正又はPEA配合燃料添加剤を!カーボン除去が必要な理由

ここの所、直噴エンジンが増えてきました。

軽自動車にも直噴が搭載されています。スズキ車の全般にR06Dという直噴エンジンが搭載されています。

普通のエンジンと直噴エンジンの最大の違いはなにか?

燃料を噴射するインジェクターの搭載位置です。普通のガソリンエンジンは、デリバリーパイプを介してインジェクターを配置して、インテークマニホールド内へ噴射しています。

直噴エンジンになるとエンジンに直にインジェクターが取り付けられています。燃焼室へ直接噴射する仕組みです。

エンジンを直噴化する最大のメリットは燃費です。

そして、直に燃焼室へ燃料を噴射するため、きめ細かい空燃比制御が可能になります。インテークマニホールドへ噴射する普通のエンジンだと、冬などはポートの壁にガソリンが付着しがちです。

なので、冬は燃料を増量して噴射しています。キャブの時代ならチョークを引くというやつです。

これが直噴だと、最短距離で燃焼室へ噴射なのでロスが少ない。

そして、燃料による冷却効果も直噴の方が高いので、いいとこどりとなります。

直噴エンジンはカーボンが溜まりやすい

ただし、直噴エンジンは通常のガソリンエンジンに比べてカーボンが堆積しやすいです。

ポート噴射をするエンジンだと、インテークバルブを混合気が通過します。しかし、直噴エンジンだとインテークバルブを通過しません。

つまりインテークバルブを燃料で洗浄できないという問題があります。事実、清浄性能のある燃料をいれるとインテークバルブのカーボンを次第に落としてくれます。

直噴だとこれができない。

カーボンが溜まってくると、混合気のスワールにも問題が出てくるし、ノッキングの発生にもつながります。定期的にカーボンを落としてあげることが重要になってきます。

直噴エンジンには定期的な燃料添加剤の投与が重要になってきます。

実際のところ、各自動車メーカーは自前で燃料添加剤を販売している位です。

1万キロに1回を目途に入れてほしいとメーカーはアナウンスしています。

メーカー純正燃料添加剤が手に入らない時はPEA配合の燃料添加剤の使用を!

もしメーカー純正の燃料添加剤が手に入らない時は、アフターメーカーで出ているものを使っても効果的です。

その時必ず配合されているか調べてほしいのはPEA。ポリエーテルアミンというもので、これがカーボンを落としてくれます。

ワコーズのフューエルワンに代表される燃料添加剤には、高濃度のPEAが配合されています。

ちょっと安いものになるとPEAが入っていないものもあるので、良く調べてから入れるようにしてください。

PEAが配合されている燃料添加剤を入れると、上の写真のようにエンジン内部の汚れを落として、燃焼室で燃やしてくれます。

堆積したカーボンを定期的に除去することで、ノッキングの発生を抑えられ、奇麗な混合気を作り出すことができるので、いつまでもエンジンの性能が維持できるというわけです。

直噴エンジンを搭載している車に乗ってる人は、是非燃料添加剤を試してください。

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