異様に高いタイヤの空気圧

雪が降ってきて、タイヤ交換も一通り済んできました。

タイヤ交換をしていて気になったのがタイヤの指定空気圧です。メジャーなところでは2.2kgf/㎠とかだと思うんですよね。高速道路を乗るユーザーは更に1割程度高めの空気圧設定にして、スタンディングウェーブを防げ!みたいな。

うちの営業マンなどは、新車を販売した時に自分でスタッドレスタイヤを組み付ける人も居ます。ですが、空気圧については無頓着。2.5kgf/㎠入れとけば間違いないだろう!と思っている人が多い。

だけど車によって指定空気圧というのは全然違うんですよね。昔のクロカンのランクルやらパジェロのようなでっかいタイヤは1.8kgf/㎠とかが多かった。スズキのカプチーノは確か1.6kgf/㎠とかそんな感じだったと思いました。

そしてこの前タイヤ交換をしたスズキのアルトです。

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どうですか?なんと3.0kgf/㎠!おいおいなんでそんなに高いのだ?

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サイズが145/80R13なので、かなり細いタイヤです。そこに3.0kgf/㎠という高い空気圧を設定してきている。おうこれは低燃費の為以外にはあり得ないでしょう。つまり走行抵抗を減らして燃費を稼ぐという目論見なんでしょうが、よく考えると危ないと思うんですが。

自動車メーカーなので、その辺は安全であるというマージンをとった中で、ギリギリまで走行抵抗を減らすべく設定した数値なのかもしれないけれど、これじゃグリップが甘くて危ないんじゃない?

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そういえばこんなことを昔ブログの記事に書いた事があったよな・・。と思い返してみたけれど実際に遭遇すると改めてびっくりする。3.0kgf/㎠なんていう指定空気圧、貨物車のリヤタイヤみたいですよ。貨物車はプライ数という強度のあるタイヤを履いているので問題ないんですが、普通の軽乗用にこの数値はなぁ。

自分専用のエアゲージを持っているのはいいと思います。

今出ている新型のデミオって、一つ前のスカイアクティブエンジンのデミオに比べて同じガソリン車では燃費で劣っているって知っていました?スカイアクティブが登場して、10・15モードでリッター30kmを達成したと評判になりました。厳しいとされるJC08モードでの燃費はリッター25kmでした。

ではフルモデルチェンジした現行のデミオはどうかというと、JC08モードでリッター24、6kmです。

これが意味するものは、誇大広告を辞めて実用燃費に近い数字を表記しているんだそうです。一つ前のデミオは10・15モードでリッター30km走るわけですが、その数値を出せるのはかなり確率が低いんだそうです。そういうのをやめたんでしょうね。まあ現行デミオはディーゼルがメインですからね。

燃費の表記って、鵜呑みにするといたい目を見ますよね。カタログ燃費が実用燃費に明らかにかけ離れすぎている。これは日本がそういう体質にあるみたいで、アメリカとかは実用燃費に近い数字をカタログ表記しているそうです。じゃないと裁判されちゃいますからね。

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そう考えるとアルトの空気圧はちょっと怖いんじゃないのかなぁ。そんな事を考えながらタイヤ交換したアルトにはしぶしぶ3.0kgf/㎠の空気を入れました。

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