軽自動車のオイル交換はなぜシビアなのか?最短2500km交換の理由

国産車で一番オイル交換の頻度が早いタイミングで設定されているのは、軽自動車のターボです。

高額な日産GT-RやZ、トヨタのスープラ、ホンダのNSXなどではなく、軽自動車のターボです。

その設定距離がシビアコンディションで2500km!数字にしてみるとなかなか強烈な距離です。2500kmごとにオイル交換してるか?というと、ほとんどの人はしていないと思います。

かくいう僕も、最近になって2500kmで交換するようになりました。

軽自動車ターボに乗っています。なんでこんな早いタイミングで交換しないといけないのか?乗用車と一体何が違うのか?

軽自動車ターボのオイル交換が早い理由は?

まず軽自動車全般で考えてみます。ノーマルコンディションであっても、軽自動車は小型車よりもオイル交換のタイミングが早いです。

NAならば5000kmごとに設定されているんです。

では、軽自動車のエンジンは何がちがうのか?

ポイントになるのは排気量とオイルの量ではないかなと。

排気量は660ccです。小型車などに比べると規制がある為、最高でも660cc以内におさめないといけないわけです。

660ccで時速60km/h出すには、例えばエンジン回転数が3000回転ほど回さないといけないと仮定します。

実際はCVTやミッションのギヤ比によって回転数は変わってきますけど。

では2000ccだったらどうか?排気量が単純計算で3倍です。1500回転くらいで巡航できてしまってもおかしくないのがわかりますね。

排気量が大きいと、それだけゆとりが生まれてくる。軽自動車は、どうしてもエンジンをある程度高回転域まで回してあげないといけないわけです。

エンジンに余裕がない為、回転数をあげてついていかないといけない。例えるなら子供と大人と言い換えてもいいかもしれません。

大人のストライドに比べると子供は歩幅が小さいので、たくさん足を出さないといけない。そのスピードについていくには、より速く足を動かさないと間に合わなくなる。

そして、エンジンオイルの量。

今は小型車もオイルの量が減ってきましたが、それにしても軽自動車の方がやはりエンジンオイルの総量が少ないです。

660ccで2.5Lのエンジンオイル。これを駆使して高回転までぶん回して各部を潤滑させながら進む。

かたや2000ccで3.8Lのオイル。回転数はさほどあげないでゆとりのある力とオイルの量でゆるやかに巡航させる。

エンジンオイル的に厳しいのは言わずもがな軽自動車です。

ターボ車になると、さらに発熱量も増えてくるし、タービンの潤滑などを踏まえると早いタイミングで交換をしないといけない。

ターボ車のオイル交換が早いのは、タービンの潤滑もしているからです。最近の小型車はNAもターボも同じタイミングで交換するようになってきています。

これらをまとめて考えると、排気量が小さくてオイル量が少ないものほど、エンジンオイルにとっては過酷であると言えるわけです。

軽自動車のオイル交換が早いのはこういった理由です。

早めにオイルを交換してあげてください。

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