軽自動車ターボのシビアコンディション該当なので2500kmでオイル交換をしようと思ってます

中古車で買ったアトレーワゴンですが、使い方はシビアコンディションに該当しています。そもそもの通勤距離がまず短い。

シビアコンデションの状況として1回の走行距離が8km以下の使い方が使用の30%を満たしているというものがあります。

これって、日本で使う車の多くに当てはまると思うんです。ただ、週末はちゃんと長距離を使うよ!という人は当てはまらないかもしれない。

僕の場合、子供の送迎に使っているとは言え1回の走行距離が8kmを超えることはほとんどありません。なのでシビアコンディションに当てはまるということでほぼ間違いない。

僕がのってる車のシビアコンディションでのオイル交換スパンは軽自動車のターボなので2500kmまたは3ヶ月ということになっています。

3ヶ月か2500kmっていうのはなかなか厳しい条件ですね。このスパンを守ってオイル交換を実際に行ってる人ってどのくらいいるか?お客さんでもシビアコンディションに当てはまる人は山ほどいますが、ここまで徹底してオイルは換えてないです。

それでも実際問題どうなのかというと、ターボもエンジンも問題なく動いている人ばかりです。まれにターボがダメになってしまった人はいるけど・・・。

何故軽自動車ターボのシビアコンディションがこんなにも厳しいか?

エンジンオイルの交換時期って、昔に比べてロングライフ化されてきました。自動車メーカーの条件に当てはまる中で、乗用車での最長使用期間は12ヶ月または15000kmです。

NAの小型車で、シビアコンディションに該当しなければ12ヶ月または15000kmまでオイルを換えなくていいとメーカーが指定しています。

12ヶ月15000kmと3ヶ月2500km。この差は一体何なのか?

まずNAとターボの違いです。今のターボってフルフロータイプ。簡単に説明すると超高速回転するタービンの軸を支えているのがオイルです。そしてこの油路が非常に狭い。

少しでもスラッジを溜めようものならすぐにつまります。超高速回転するターボにオイルが供給されなくなったらすぐにターボは焼きついて壊れてしまう。これがターボ車とNAエンジンのオイルに求めるものの違い。

今のNAエンジンも可変バルタイを使ってるのが当たり前なので、オイルにスラッジが溜まるとよくありません。

走行距離が短いと、エンジンが完全暖機する前に停止してしまいます。これがよくない。エンジンが暖まらないとピストンが膨張しない。ピストンって完全暖機状態でシリンダーとのクリアランスがちょうどぴったりになるように設計されています。

つまりエンジンが暖まらない状態で止めちゃうと、エンジンのクリアランスが大きい。

さらに話が進むと、エンジンが暖まらない時や外気温が寒い時って、燃料を濃く噴射しないとうまく機能しないわけです。昔の車にはチョークという機構がついていましたが、今はECUが水温センサからの信号で燃料の増減を決めて噴射量を調整しています。

外気温が低い→燃料を濃く噴射する→燃え切らないガスがシリンダーからオイルに混ざって希釈する→オイルの性能が早く劣化する

こういうサイクルになってしまいます。夏も厳しいけど冬は燃料の増量もあるのでオイルがもっと厳しい。

シビアコンディションというのもよく考えてみるとあながち間違っていないわけです。

というわけで、僕もシビアコンディションに該当しているので2500kmを経過した時点でオイル交換をする予定です。

しかし添加剤が入ってるので、本当はもうちょっと長く使いたいんですけどね・・。

それでも添加剤は山ほど買い込んであるので毎回違うものを投入して、変化を楽しむことができるのがオイル交換を早くしてもいいかなぁなんて錯覚に陥ってしまいます。

次は上抜きを試してみる予定